臨時国会が閉会しました

 高市内閣発足後の臨時国会が閉会しました。この国会中にガソリン軽油の暫定税率廃止法案が可決しました。参議院議員選挙の立憲民主党はじめ多くの政党の公約でした。ガソリンは12月末、軽油は来年4月1日が廃止期日ですが、前倒しで暫定税率と同額の補助が12月11日までの実施完了できたのは参議院議員選挙後から政治空白と言われる3ケ月に与野党が精力的に協議したからです。

 そして、物価高騰対策をうたった政府提出の補正予算が可決成立しました。子供一人当たり2万円の給付が盛り込まれたことは評価します。しかし、所得の少ない大人一人当たり3万円の給付を求め、国債発行も4.1兆円削減する組み替え動議を立憲公明共同提出するも否決されたには残念です。

 明日の日銀金融政策決定会合では利上げが予定され「金利のある世界に日本も入った」のに、いまで、ゼロ金利時代の政策は転換が必要だからです。

 いづれも、参議院選挙で現役世代子育て世代の「税金、社会保険料が高い」と言う声にこたえようという試みです。

 政府与党の来年度予算案、税制改正案がまとまります。来年の国会で物価高騰対策の実が上がる予算、税制の見直しを求めます。