2008/08/05
【次の内閣】外国人労働者問題やスポーツ政策を議論

 民主党『次の内閣』は5日午後、国会内で閣議を開いた。

 開会挨拶で、鳩山由紀夫ネクスト国務大臣(幹事長)は、地域NCに参加した各ネクスト大臣をねぎらい、民主党への期待の高まりを各地で実感すると述べた。また、福田首相の内閣改造を「官僚主導内閣」だとして落胆する国民の声に触れ、増税路線が課せられることは明らかだという見解を表明。「増税の前にやることは沢山ある」と、政権獲得直後から胸を張って政策を示せるようにしっかりと議論する『次の内閣』の使命の大きさを指摘した。

 直嶋正行ネクスト官房長官(政調会長)は、先に設置を了承した「決算・行政監視調査会」の役員構成を示し、武正公一会長、藤本祐司事務局長ほかの構成を閣議として了承した。直嶋ネクスト官房長官はまた、7月に4箇所で開いた地域NCの開催報告を行い、多数の来場者から民主党政権への期待の声を得たと語った。

 報告・協議事項では、山田正彦ネクスト厚生労働大臣、中川正春外国人労働者問題作業チーム座長が「外国人労働者問題に関する提言」を報告。日系人や外国人研修生に関る現状の問題点を含むこの提言をもとに論点、課題を確認するとともに、今後の議論の進め方は政調3役で整理することとした。

 小宮山洋子ネクスト文部科学大臣、田島一成スポーツ政策小委員会事務局長は「民主党スポーツ政策(案)」について中間報告を行った。スポーツ政策の体系作りに向けて進められている議論についての中間報告を確認し、さらに小委員会で議論を重ねることとした。

 閣議後の会見で、直嶋政調会長は、決算・行政監視調査会の設置目的について、決算審査における民主党の対応や会計検査院法改正を含めた法制度改革、ムダ遣いの廃止を議論すると説明した。 (民主党ニュースより転載)

back

top