2011/01/09
民主党沖縄協議会、沖縄各地を視察し意見交換を行う

 民主党沖縄協議会座長の岡田克也幹事長)は9日、沖縄県を訪問し、沖縄戦の戦没者の遺骨収集現場や、夜間中学校の視察を行った。視察には、武正公一同協議会座長代行・衆院議員、藤本祐司事務局長・参院議員、玉城デニー、瑞慶覧長敏・両衆院議員、喜納昌吉沖縄県連代表らも同行した。

 国頭村西原町で行われている遺骨の収集現場では、収集作業を行っているボランティア団体「ガマフヤー」の具志堅隆松代表の案内で、遺骨の見つかった壕を視察。岡田幹事長は、献花等を行って慰霊した後、具志堅代表から発見時の状況や、現在の作業についての説明を受け、今後の遺骨収集作業を進めていくことを支援してほしいとの要望を受けた。

 岡田幹事長は、「菅総理ともよく話し合って、ひとりでも多くの遺骨を家族に返していきたい」との考えを示し、遺骨の収集をさらに進めていきたいと述べた。

 次に、那覇市内の夜間中学・珊瑚舎スコーレを訪問した一行は、星野人史代表から説明を受けた後、教室に集まった生徒・ボランティアの教師らと意見交換を行った。

 意見交換では、「戦争で学校に行けなかった」「仕事をする上で、字が書けないのは大きなマイナスだった」「沖縄には夜間中学が無い。是非援助してほしい」「教える側の人材が集まらない」などの切実な声が出された。

 これらの意見に対し岡田幹事長は、「今日は、皆さんの声に耳を傾けさせていただくためにこのような場を作っていただいた」と述べた上で、「スコーレのようなNGOがもっと運用しやすくできるように、寄付税制の改正や、学校法の基準緩和を行うなど、実態に合った支援をしていく。国や県ともよく相談をして、きめ細かい補助をしていくようにする」との考えを示した。


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