【埼玉1区】「隠された争点をしっかり見極めて」

2014年11月29


 武正公一民主党埼玉1区総支部長・前衆院議員は28日午後、海江田万里代表とともに浦和駅前で街頭演説を行い、アベノミクスだけでなく、隠された争点をしっかり見極めるよう訴えた。

 武正前議員は、この2年間について、「アベノミクスの3本目の矢が折れ、医療、介護、年金、子育て、教育などセーフティネットに穴が開いた」と振り返り、一例として、民主党政権が導入した高校無償化政策に安倍政権が所得制限を設けたことは、国際人権規約に逆行するものだと指摘した。

 そして、「アベノミクスだけが争点ではない」と述べ、自らが衆院憲法調査会会長代理として憲法問題に取り組んできた実績を紹介、「立憲主義の立場からみて、集団的自衛権に関する憲法解釈を閣議で変えるのはあり得ない」と語った。
 武正前議員は、消費税問題にも触れ、「民主党・自民党・公明党の3党合意では、消費税増税分の2割は社会保障の充実に充てる約束だったが、約束が違う」と安倍政権を批判、「今回の選挙で安倍政権に白紙委任すれば、年末の税制改正論議で増税の話が次々俎上(そじょう)に上がる」と指摘し、隠された争点をしっかり見極めるよう訴えた。

 海江田代表は、民主党としても今の経済情勢では消費税増税は無理だと考えていることを説明。同時に、「(消費税増税の前提だった)議員定数削減の約束も守らず、社会保障の充実に使われたのも半分の5000億円に過ぎなかった」として、安倍政権を強く批判した。そして、安倍政権は労働者派遣法の改悪に加え、残業代ゼロ制度の導入も考えていることを説明、「分厚い中間層が日本の強さであり、民主党の政策の『1丁目1番地』である人への投資を増やすことが正しい景気回復への道だ」と述べた。

 安倍総理が長崎原爆の被爆者から集団的自衛権に反対だと言われた際、「見解の相違」だと冷たく言い放ったことも取り上げ、「民主党は多くの国民の声を聞いて政治に取り組む。国民の声を聞かない安倍政権の継続にストップをかける」と力強く決意表明した。

民主党広報委員会

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