2016年度 地方自治体議員フォーラム総会・全国研修会を開催

2016年5月16日

   民進党は16日、「民進党地方自治体議員フォーラム」の総会・全国研修会を東京都内の会場で開いた。会合には400人以上の自治体議員が参加した。

■総会

 総会の冒頭、主催者として、世話人代表である鈴木正穂京都市議、党組織委員長である武正公一衆院議員、党自治体議員局長である佐々木隆博衆院議員があいさつに立った。

 鈴木京都市議は、昨年勇退した内海太元宮城県議の後をうけて世話人代表に就任。会の冒頭に当日が熊本の2回目の大地震から1カ月ということもあり、参加者全員での黙とうを呼びかけ、熊本から7人の議員がこの会合に参加していることを紹介した。4月の衆院補欠選挙で京都3区で泉健太衆院議員が、おおさか維新の会の候補者に勝つことができたことについて謝意を述べるとともに、惜敗した北海道5区についても全国からの支援に感謝、「北海道の皆さんにはこれからも頑張っていただきたい」とエールを送った。フォーラム総会の会場に400人の党所属自治体議員が集まったことにも触れ、自治体議員が地域の原動力として闘わなければいけないこと、愚直に活動することで、自治体議員が「自由」「共生」「未来への責任」を推進していき、新たな旗のもとに団結して、連携して日本を変えていく、地域主権の要となって任務を果たしていく心意気でともに進んでいきたいと決意を述べてあいさつを終えた。

 続いてあいさつに立った武正公一衆院議員は、地方自治体議員団は幹事長に党運営のこと、政調会長に政策の提言をできることが規約に定められていることにふれ、「みなさんの自主的な運営のもと地域主権改革は民進党なんだという旗をあげていただきたい」と会場内の地方議員に対して要望した。さらに武正議員は、今日明日のこの会合を安倍政権の暴走に「待った」をかけるために、地方自治体から声をあげるアクションを起こすきっかけにしていただければと思うと期待も述べた。

 総会最後のあいさつに立った佐々木隆博衆院議員は、400人を超える自治体議員が集まったことと、それぞれの日頃の取り組みに敬意と感謝を伝えた。安倍政権では強者の論理が展開されているので、多くの国民の不安に応えていかなければならないと訴えた。会場の参加者に対しては、「民進党にとっては参院選が最初の大きな課題であり、われわれが安倍政権に向かい合っていくためには候補者をしっかり立てて、思いを共有して勝利するのが政党の使命。自治体議員の皆さんから大いに意見を出していただき、この2日間で党本部と思いを共有して欲しい」と呼びかけた。

 続いて、2016年度地方自治体議員フォーラムの報告・提案を世話人副代表である大渕健新潟県議が行った。同日の全国総会をもって「民進党地方自治体議員フォーラム」を新たに創設したことを確認するとともに、「これまで野党の力不足が安倍政権の暴走を許してきたことを認識し、この国を思う強い危機感を結集し、国民の怒りの声を受け止めて今こそ政権交代可能にする勢力を結集しなければならない」と意気込みを述べた。また、無所属議員の参加拡大を図り、連携を密にして様々なチャネルを通じてアクションを起こして組織改革に取り組んでいきたいと決意を述べた。

 総会の最後に渡辺創宮崎県議が(1)熊本地震からの復興を求める決議(2)参院選勝利をめざし一致団結する決議――の2本の決議案を提案。2案とも承認されて総会は締めくくられた。

民進党機関紙局

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