プレス民主コラム「東西南北」

プレス民主 2004年6月4日103号

▼十歳で浦和に移るまで清水市に生まれ育った私は、父に誘われ進水式を見に何度となく造船所に足を運んだ。くす球が割れ、大きな船体がドックを滑り降りる様子。ヘルメットに作業服といういでたちで、にこやかに現れた頼もしい父の姿。自宅にも海外からの度々の来客。「造船王国日本」ここにありである。

▼韓国に追い上げられ主役の座を明け渡したといわれる造船業も、中国経済の好調さ等に引っ張られ業績を回復している。今、まさに「岡田丸」の船出である。参議院選挙の告示を控え、岡田代表には果敢なリーダーシップを期待したい。

▼かたや、小泉首相。例えば、その外交には原理原則があるか。イラク開戦1年を経ての相変わらずの日米同盟偏重ぶり。経済援助ありきの日朝平壌宣言。尖閣諸島不法上陸活動家の強制送還。北方領土返還棚上げと指摘される日ロ行動計画。
いずれの外交交渉にあって、小泉首相の守るべきもの譲れないものは何だったのだろうか。国民の生命財産を守る、領土領海を守るという原理原則へのこだわりは見られない。

▼岡田代表には「原理主義者」の異名がある。その名、良し。構造改革をはじめ、原理原則が見えない小泉首相に対峙するには、岡田代表の「頑固さ」「愚直さ」が必要な時。
岡田代表と藤井幹事長とのタッグのもと、民主党の反転攻勢が、今まさに始まった。

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