イスラエル・パレスチナ訪問 アッバース大統領宛の菅総理の親書を手交

昨日成田からパリ経由で今朝未明にイスラエル・テルアビブのベングリオン空港着。
午前中、竹内大使の元、大使館及び大使公邸を視察。
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その後、テルアビブからエルサレム方面へ移動。だんだんと白い岩に覆われた山肌が続く。この国道も壁やフェンスで覆われている。ようやく最近一般に開放されたと聞く。所々に監視所が立っている。

29-2ヨルダン川西岸地区へ入る。ところどころにイスラエルの入植地が見える。整然とした建物が並ぶ。パレスチナの建物の一角には必ずモスクが見える。さらに、壁だ。パレスチナ自治政府(PA)の管轄が及ぶA地区。

一方、イスラエル政府の管轄が及ぶC地区。そして、この間の地区に入植が進んできた。このチェックポイントからPAの先導車がつく。

29-3まずは、アラファト廟に献花。中東和平実現を期す。日本政府ラマッラ事務所に行く。所長は橋本公使。1階にはJICA事務所がある。

午後、マーリキ外務庁長官と面会。私からは、直接交渉実現を評価するとともに、中東和平実現のための日本の立場をあらためて伝える。

29-52国家解決、東エルサレムを含む入植活動の凍結とパレスチナ支援(アジア諸国との協力を含め、また、平和と繁栄の回廊構想の推進、ガザ支援等)である。

その後、首相府でファイヤード首相を表敬。私からはアッバース大統領宛の菅総理からの親書を手交する。

29-4夕刻、イスラエル外務省に出向きリーベルマン外相と会談。私から、直接交渉実現を評価した上で入植凍結を求める。

ラマダン中ではあるが午後7時10分以降は食事して構わないということで地元の料理店で大使ほか館員皆さんと食事、ただしお酒は売っていない。