ミュンヘン安全保障国際会議2日目
今日は、パンギムン国連事務総長のビデオメッセージで幕開け。「欧州及びグローバルな安全保障の将来」では、独外相、アシュトンEU委員、ラブロフ露外相らがスピーチ。それに対してフロアからの意見と質問では真っ先にイッシンガー議長の指名を受ける。
私からは、「新政権の外交安全保障政策は日米同盟を基軸。不安定な北東アジアなどでは地域安定の公共財。さらに、30年、50年継続発展させる。欧州との連携をアフガニスタンやソマリア沖海賊対策などさらに深化させる」とした上で、ラブロフ露外相に「欧州条約を提起するロシアがアジアとの関係をどのように考えているのか」と質問する。露外相の答えは日米同盟に触れつつ、ARFに言及。
コーヒーブレークでは、天野IAEA事務局長、バエト・エストニア外相と会談。この後天野事務局長はモッタキイラン外相と会談との事。昼食後は、独外務国務相、英国防相、スペイン外相と会談。
午後のセッションは、「軍縮管理の将来とNPT:ゼロは可能か」「中東における安全保障と安定」について。
その後、モンゴル国防相、リトアニア外務・国防相、パキスタン外務担当国務相、ブルガリア外相、スウェーデン外相、マケドニア外相。イスラエル副外相と会談。
主な議題は、アフガニスタン支援、気候変動、軍縮・不拡散、イラン核開発、中東和平、文化交流、安保理改革、対中国武器輸出緩和、日EU・EPAなど。
夜は、バイエルン州首相主催ディナーがレジデンツ宮殿で行われる。食前酒の場で、カルザイアフガニスタン大統領と立ち話し。日本の支援に最大級の賛辞が示される。今夜は、各国副大臣の席に。
ディナーでは、州首相の挨拶に続き、イッシンガー議長、昨年「クライスト賞」受賞のキッシンジャー博士、クシュネール仏外相、そして今年受賞のソラナEU前代表が次々にスピーチを行う。
ホテルに戻りベルリン駐在の記者の皆さんに報告。