パリでのOECD閣僚理事会に出席
まず、午前中はWTO非公式閣僚会合。主催はクリーン豪貿易大臣。場所は豪大使公邸。ラミーWTOラミー事務局長、カーク米国通商代表、ロイタード・スイス大統領、シャルマ印商工大臣ほか。直嶋経産大臣と一緒に出席。
私からは、来週札幌で開かれるAPEC貿易担当大臣会合で、ドーハランド(DDA)への積極的な対応を図る姿勢を打ち出したいと述べる。「今年中にはDDAの妥結を目指す」とした昨年G20首脳会議を受けての積極的な取り組みを促す発言の一方、合意の困難さを指摘する声も。
午後、シャトー(城)と呼ばれるOECD本部でOECD閣僚理事会が開会。
OECDのスタートは、米国のマーシャル援助の受け入れ機関としてのOEEC(欧州経済協力機構)で、その改組を討議したのが米英仏西独。そして1961年発足、日本の加盟は1964年21番目。その基本目的は「経済成長」「貿易拡大」「途上国援助」であった。
午後、開会後の昼食会は「OECDの戦略的方向性」で私からも発言。集合写真撮影後、「財政再建と雇用」で私からも発言。特に雇用に焦点をあてて。
各国からは、成長率と国家予算、特に財政再建についての発表が続く。財政危機のギリシャ財務大臣からの発表も。
その後個別(バイ)会談を行い、夕食会は「グローバルな経済協力」がテーマ。主催はベルルスコーニ伊首相。場所はイタリア大使公邸。新たにOECD加盟が認められたイスラエルのネタニヤフ首相も参加。
明日の午後で閉会。