医療事故対策ワーキングチーム

医療事故対策ワーキングチーム第5回会議では医療事故被害者の方と医療問題弁護団からヒアリング。
5回を迎えて現状の医療事故を取り巻く現状が大方把握できてきた。現状までにヒアリングで提起されたポイントは 以下の5点である。

(1) 厚生省に窓口を設け、あるいは第3者機関に、全国の医療事故の報告が集まるよう、自治体、病院、医師会 等に報告を義務づける。
(2)医療の質の向上のため、医師免許の更新制度の確立と薬剤師、看護婦、医師の連携を図ること、 そして医療体制の充実を図る。
(3)被害者救済(弁護士相談ほか)制度の確立と不服審査機関としての第3者機関を 都道府県に設置する。
(4)工程管理の発想導入によるリスクの削減とともに、医薬品、器材メーカーにも賠償責任 保険への参画を求める。
(5)以上の実現の為、「患者の権利法案」「カルテ等開示法案」「医療の質管理法案」等の立法作業を行う。