職業教育検討ワーキングチーム

七五三という言葉がある。
中卒、高卒、大卒の離職率を表した言葉で、それぞれ70%、50%、30%とのこと。
具体的には卒業後3年以内の退職率のことである。

本日、来春高卒予定のうち就職希望者の内定率(10月末現在)が56.3%であることが 文部省の調査で発表されている。
学科別では「工業(70.9%)」「商業(57.0%)」「総合学科(55.5%)」 「農業(54.2%)」「家庭(52.7%)」の順。「普通(48.5%)」である。
この10年間おおむね減少しつづけてきたが3年ぶりに上昇したものの、女子は最低を更新とのこと。

「職業教育検討ワーキングチーム」事務局長としても5回の会合を行ってきたが
(1)中学校の進路指導では専門(職業)高校の現状を把握した上で行うこと
(2)小中高の卒業前には将来の 職業選択を考える意味で適正試験を行うこと。
(3)高校時、特に専門高校でのインターンシップ制度の充実をすること。
(4)ドイツでのデュアルシステムを参考に就職には職業学校で資格取得を就職の前提とすること。
(5)働きながら学べる仕組みを充実すること。
(6)職業教育関係者の充実。
(7)小さい頃から働くことの意義付けを行うこと(憲法27条の具体化)などが考えられる。

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