ヨルダン訪問 パレスチナ難民に6億円の食糧援助
朝、ヨルダン大学へ。学長の案内で、日本政府の援助によるLL教室を見学。そして日本語教室を担当する青年協力隊の2名の隊員と話す。
ヨルダン政府の首相府へ。アリー内閣担当国務大臣(外務大臣臨時代理)と会談。ハッサン計画大臣の前任者でもあり、7月の内閣改造で入閣。
アリー大臣からは、5月の新選挙法で施行される11月の下院議会選挙は定数が10名増の120名、女性議員枠が6から12へ倍増との事。
その後リファーイ首相と会談。日本の経済協力、日ヨルダン原子力協定など。
その後、パレスチナ難民キャンプであるウィヒダート難民キャンプに。UNRWAフィリッポ・グランデ事務局長には日本で会って以来。
6億円の緊急食糧援助の署名式に臨む。
私からは挨拶の中で、ワシントンでの直接交渉を前に、2国家解決と、東エルサレムを含む入植活動の凍結を求める。
キャンプ内を見る。1948年にできたキャンプなので昨年12月に訪問したバカアキャンプに比べると整っているし活気もある。女性に美容の研修をさせ現金収入をという施設を見る。
また、今回の食糧援助を受ける家を訪問。ガンでご主人を亡くした女性に3人の子供。中学生の男の子に5歳の女の子、4歳の男の子。日本人のボランティアの皆さんと話す。また、昼食を利用し日本人会役員の皆さんと意見交換。
そして、日本の円借款でできた「死海パノラマ」を視察。環境NGOの王立自然保護協会RSCNの方の説明を受ける。
死海の歴史、現状などをつぶさに説明。現在年間1メートルずつ湖面が後退していることも知る。
ホテルのプライベートビーチまで下りていき、海面下418メートルの湖水に触れ、 なめてみる「しょっぱい。」
アンマン空港から一路カイロへ。カイロでは奥田大使と打ち合せ。大使とは7月のニューヨーク国連代表部でも会っている。